ヒトプラセンタ

ヒトプラセンタジェルは病院で買えない医薬品。治療には注射薬が使われる

ヒトプラセンタジェルを病院で購入することは難しい

ヒトプラセンタは医療用の成分。医療の現場で治療薬として利用されています。そのため、医薬品であるヒトプラセンタジェルも病院で処方してもらえると考える方がいます。

しかし、ヒトプラセンタジェルは、日本の病院へ行っても処方してもらえないため、注意が必要となります。

ヒトプラセンタの医薬品は複数あります。しかし、日本で現在使われている治療薬は、注射剤の2種類のみとなっています。

ヒトプラセンタジェルは、 日本で未承認の医薬品なのです。そのため、市販も処方もされていません。一般的な病院では、ヒトプラセンタジェルを購入することはできません。

ごくまれにヒトプラセンタジェルを取り扱っている美容クリニックがありますが、なかなか見つからないのが現状です。
日本に居ながらヒトプラセンタジェルを入手するには、製薬会社があるインドから個人輸入することが簡単な方法として知られています。

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ヒトプラセンタ注射薬でも美容効果は得られる

ヒトプラセンタの注射薬は、肝機能障害や更年期障害の治療薬として利用されている医薬品です。ヒトプラセンタの豊富な栄養が、肝臓の細胞を活性化したり、ホルモンバランスを調整することで症状の改善を促します。
美容の分野においてもジェルタイプと同じく、ヒトプラセンタによって肌の細胞が活性化するため、肌トラブルを解消し、美容効果を得ることができます。

現在、日本ではメルスモンとラエンネックという2種類の注射薬が使われています。この2剤の主な違いは、適応症の差です。メルスモンは、更年期障害の治療薬として、ラエンネックは肝機能障害の治療薬として承認を受けています。
美容目的で使う注射薬は、治療を受ける病院によって変わります。

ヒトプラセンタ注射薬で治療を行う場合、1週間に1回1アンプルを使います。使用回数は体調次第で2週間に1回だったり、1日に2~3回ほど投与することもあり、個人差が大きくあります。

ヒトプラセンタ注射薬の治療費は?

美容目的でヒトプラセンタ注射薬の治療を受ける場合、保険適用外の治療となり、全額自分で負担する必要があります。では、病院でヒトプラセンタ注射薬の治療を受けた場合、費用はどれぐらいかかるのでしょうか?

ヒトプラセンタ注射薬の相場は、保険が適用されない場合、1本1,000~1,500円ほどとなります。治療開始直後は、1週間に1~2回ほど施術が行われ、1回に1~2本のアンプルを投与します。 そのため、ヒトプラセンタ注射薬の費用は、1週で最大6,000円ほどとなります。

ここに初診料や診察料などの費用が追加でかかるため、始めて病院に行くときは、金銭を多めに持っていくのがいいでしょう。

ヒトプラセンタ治療を病院で受けるメリット

病院でヒトプラセンタ治療を受けるメリットは、主に2つほど考えられます。

  • 医師に相談しながらヒトプラセンタを使える
  • 保険適用でヒトプラセンタ治療を行える可能性

項目ごと個々に確認していきましょう。

医師に相談しながらヒトプラセンタを使える

病院・専門クリニックでヒトプラセンタ治療を受けるメリットには、医師に相談しながら美容を行えるという点です。治療前に診察や検査などを行えるため、安心してヒトプラセンタを使うことができます

また、定期的に医師に相談する機会を得られるため、1人よりも治療に対する安心感や理解が高まります。

ヒトプラセンタ治療に対する安心感を強く得られるという点が病院で治療を受ける最大のメリットと言えます。

保険適用でヒトプラセンタ治療を行える可能性

ヒトプラセンタ注射薬は、更年期障害や肝機能障害の治療薬に当てはまります。そのため、病院で診察を受け、どちらかの疾患だと診断された場合、ヒトプラセンタ治療を保険が適用された状態で受けられます。

あくまで治療のためではあるものの、ヒトプラセンタの効果は変わりません。結果、保険が適用された状態でヒトプラセンタによる美容効果を得ることができます。

このケースの場合、主に更年期障害が当てはまりやすい言えます。
40~50代の女性であれば、更年期障害と診断される可能性が高いため、一度診察を受けに行くことをオススメいたします。

ヒトプラセンタ治療を病院で受けるデメリット

病院でヒトプラセンタ治療を受けることには、デメリットもしっかりあります。
デメリットには、以下の4つが当てはまります。

  • 通院の必要性が生まれる
  • 治療費が高額となりやすい
  • 注射には痛みを伴う可能性がある
  • 献血を断られます

では、以上の項目を確認していきましょう。

通院の必要性が生まれる

通院の必要があるというデメリットは、病院でプラセンタ治療を行う際の最も大きなデメリットと言えます。

美容には終わりがなく、美しさを求める限り続ける必要があります。
しかし、治療を続けるということは、病院への通院が必要になり、その分いろいろな負担が増加します。

通院の頻度は、肌の状態によって人それぞれ異なります。1週に1回の方もいれば、月に1度の方もいます。

月の通院の回数によって負担は大きく変わります。病院でのヒトプラセンタ治療を望む方は、診察時にどの程度の頻度で通院する必要があるのか、確認するようにしましょう。

治療費が高額となりやすい

美容目的の場合、ヒトプラセンタの治療は自由診療となり、全額自分で負担する必要があります。そのため、1回の費用は安くても、積み重なることで高額となりやすいです。

保険が適用となる時は、問題ありません。しかし、自由診療で治療を受ける際には、必ず費用にも注意を向けましょう。

特に自由診療は、診察料を病院が決めることができます。同じ治療を受ける場合でも病院ごとに価格が変わるのです。
事前に治療費を比較し、自分の条件に合った病院を選択するようにしましょう。

注射には痛みを伴う可能性がある

病院のヒトプラセンタは注射薬です。当たり前の話ではありますが、治療を受ける時、痛みを伴う可能性があります。

注射器による痛みは、ヒトプラセンタ注射薬の副作用として取り扱い説明書にも記載されています

痛みに慣れている方ならデメリットにはなりませんが、人によっては慣れるまでに時間が必要となります。

献血を断られます

ヒトプラセンタ注射薬を使っている方は、献血に行っても血を採取できなくなります。

プラセンタは、哺乳類の胎盤を利用した成分です。
過去に牛の胎盤を利用したプラセンタもあったのですが、ウシプラセンタの摂取による感染症が問題となりました。その結果、現在ではウシプラセンタは使われなくなりました。

ヒトのプラセンタとウシのプラセンタは、別の成分です。
しかし、同じ胎盤由来の成分であるため、大事をとってヒトプラセンタ注射薬を利用している方は、献血が行えなくなっています。

プラセンタが含まれていても化粧品や外用薬であれば問題ないとされているため、注意が必要なのは注射薬のみとなっています。